重症心身障害児者ケアマネジメント支援事業
滋賀県重症心身障害児者ケアマネジメント支援事業(重心ケアマネ事業)
この事業は、重症児者の生活の充実を図る目的で2000年(H12年)に試行事業として始まり、2003年(H15年)から本格実施、相談員(社会福祉士)1人体制で始まりました。
その後医療重度な対象が増加した流れを受け、2012年(H24年)看護師を配置し、医療と生活の充実を図るために活動しています。
びわこ学園では、この事業を受託し、①滋賀県各圏域の他事業所へのスーパーバイズ機能、連携・調整機能を強化する、②びわこ学園の各機能(入所入院機能、地域支援機能、相談機能等)を連携・調整する核となるコーディネーター(看護師)を配置しています。
また、重症児者支援において、各地域の事業・関係者を繋ぎ、入所・地域を含めた支援体制の拡大・強化のキーパーソンとなりえる事業だと考えています。
その後医療重度な対象が増加した流れを受け、2012年(H24年)看護師を配置し、医療と生活の充実を図るために活動しています。
びわこ学園では、この事業を受託し、①滋賀県各圏域の他事業所へのスーパーバイズ機能、連携・調整機能を強化する、②びわこ学園の各機能(入所入院機能、地域支援機能、相談機能等)を連携・調整する核となるコーディネーター(看護師)を配置しています。
また、重症児者支援において、各地域の事業・関係者を繋ぎ、入所・地域を含めた支援体制の拡大・強化のキーパーソンとなりえる事業だと考えています。
重心ケアマネ事業の目的
在宅の重症心身障害児者を対象に、地域で実施するケアマネジメントをより専門的な見地からサポートし、重症児者のそれぞれのライフステージに応じたより質の高い地域生活を支援するための地域が一体となった総合的な地域ケアシステムの充実を図る。(県要綱から)
重心ケアマネ事業の目的と実施内容
①地域で実施するケアマネジメントへの支援
②地域のサービス事業所への技術的支援
③地域ケアシステム構築への支援
④円滑なサービス利用に対する支援
⑤施設入所調整に対する支援
⑥医療的ケア児等に対する支援(ご参考1)滋賀県の重症児者の実態
滋賀県の重症児者は、H29年4月時点で入所・在宅を含め総数880名であり、その内在宅者は556名と全体の63%を占めています。
特徴として、母子医療の進化によるNICUの救命率上昇の一方で、生存できたが重度な障害を抱える児の増加。更に、各科医療の発展により障害者も長寿可能となり、高齢化に伴う主病の進行に加え成人病等余病を抱えるといった重症化傾向が進んでいます。
このように、入所・地域に関わらず重度・重症化はすでに大きな課題であり、今後更に重医療・重介護に対応できる人材や支援体制が強く望まれています。(ご参考2)重症児者支援の課題と展望
現在、重症児者の増加や重度化が、入所のみならず地域在住児者にも急速に進む中、「疾病・年齢・障害に関わらず」支援する「地域包括支援ネットワークの構築」が求められています。
びわこ学園は、今後各事業所の専門性を含めた支援の質の向上を図ることは勿論、各機能を有効に活用し、地域に向け様々なノウハウや支援の提供を行い、地域の支援者と連携・協働することが重要だと考えます。
私たち支援者は、「一人ひとりの対象がどこに暮らしていても、いのちを輝かせ、ふつうの生活を営むことに希望を抱くことが出来る社会」を目指しています。