こあゆブログ
第4回 滋賀県重症心身障害児者及び医療的ケア児等に関する協議会開催(ご報告)
2025-02-10
令和7年1月30日 開催
去る1月30日(木)に医ケア協議会をオンラインにて開催しました。この協議会には、委員さんとして、医療分野では滋賀県立総合病院の小児科の医師やMSW、くまだキッズファミリークリニックの医師、福祉分野では、重医相ネットの代表者や共生型の短期入所事業所運営されている事業所など、当事者代表としてひまわりの会の会長様、行政からは、県教育委員会や県子ども若者子育て支援課や県の障害福祉課に入っていただき、多分野の皆さまと協議を図っています。
第4回目は、主に①通学に伴う送迎の課題と②家族のレスパイト等の確保に対する課題について協議を図りました。
まずは、県障害福祉課より「医療的ケア児対応事業所開設促進事業の取組と現状報告」、県教育委員会より「医療的ケア児童生徒の通学に係る保護者支援事業のアンケート調査報告と課題に対する現状報告」をお話して頂きました。
①通学に伴う送迎の課題については、複数人乗車や自宅以外の場所への送迎が可能となるなど柔軟な運用が進み、家族からも好評を得ている一方で、急な依頼への対応や回数(12回/年) の少なさ、回数制限などの課題も残っています。そのような中で、必要性の高い利用者さんへの追加支援や就業体験(実習)時の利用などについて各委員さんよりご意見を頂きました。②家族のレスパイト等の確保に対する課題については、医療的ケア児対応事業所開設促進事業などにより、県内でも受け入れ先が少しずつ増えてきているものの、休日(土日祝日)や緊急時の対応、高齢者施設等における障がいや疾患に対する不安解消などが課題してあります。①②について、利用者さんのニーズに合わせた更なる柔軟な運用と受け入れ先の拡充が必要です。
なかなかこの課題を解決することは難しいですが、たとえ障がいがあっても、年齢に応じた教育が保障されること、身近な地域にほっと安心できる居場所が増えていくことを懇願し今後も協議を重ねていきたいと思います。
こあゆ(園田)
【お知らせ】支援者のためのフォローアップ研修会
2025-01-07
サービス密着 第4弾 グループホーム(共同生活援助)
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます。
新年早々ですが、研修会のご案内です。
今年度も、サービス密着(略してサー密)第4弾『グループホーム(共同生活援助事業所)における生活』と題して『一般社団法人じゅう楽』さんでの生活に密着取材しました。そこで生活する当事者さんや支援者の思いをインタビュー形式でお話をお聴きしています。
この動画を通して、グループホームでの生活の雰囲気を感じてもらったり、当事者さんや実際に関わる人たちの生の声や大切にされている思いを聞いてもらったりすることで、より一層、その支援を理解できるものになっています。
今年度より、一般公開しておりますので、ぜひ奮ってご参加ください。詳細につきましては、下記チラシもしくはこちらをご覧ください。
【お申込み期間】 令和7年1月8日(水)~1月27日(月)
(園田)
第2回 県境なき医ケアセンター情報共有会
2024-12-02
『世界の中心に、こい!と叫ぶ』IN香川県の巻
去る11月1日(土)に、「県境なき情報共有会」として、香川県にある"医療的ケア児等支援センター『ソダテル』にお邪魔しました。
昨年度は、オンラインで第1回目の会議を開催した中で、『次年度は、香川県に集って、お互いに顔を合わせて話し合える場をもちたい!!』という話が挙がりその思いが実現しました。
今回は、奈良県重症児者支援センター(社会福祉法人東大寺福祉事業団)、大阪府医療的ケア児支援センター(大阪母子医療的ケア児支援センター)、徳島県医療的ケア児等支援センター(徳島赤十字ひのみね総合療育センター)、香川県医療的ケア児等支援センター『ソダテル』(在宅療養ネットワーク)、当センターの滋賀県重症心身障害児者・医療的ケア児等支援センターの5つの都道府県の医療的ケア児等支援センターのスタッフが集いました。
情報共有会の内容としては、各センターのさまざまな実践やその実践などを通して明らかになってきている課題やどのような相談内容が各センターが挙がってきているのかなどを出し合い、活発に意見交換して、なかなかうまくいかない事柄については励まし、また、先駆的な実践をされているセンターからは、とても良い刺激をもらい、今後、当センターとしても取り組んでいきたいと感じました。
半日では、時間が足りないくらい充実した時間を過ごしてきました。 そして、改めて、各都道府県を越えて繋がることによって、応援や刺激し合うことができる仲間ができることの大切さを感じる研修会になりました。 次回、第3回県境なき医ケアセンター情報共有会は、オンライン開催になりますが、岐阜県や和歌山県の医療的ケア児等支援センターも仲間に加えて開催を考えております。また、その様子もこのブログを通してお伝えできればと思います。
こあゆ 園田 千鶴