合同公開講座等(知的障害児者地域生活支援センター・びわこ学園障害者支援センター)
知的障害児者地域生活支援センター・びわこ学園障害者支援センター第12回合同実践報告会
【テーマ】
テーマ: 岡崎思想「本人さんはどう思うてはるんやろ」を交えて利用者支援の醍醐味を考える

2025(令和7)年1月18日(土) 13:00~17:00

「Zoom」によるオンライン開催

無料
お待たせいたしました! 毎年恒例の合同実践報告会は、今年で12回目を迎えます。
講演の部は、びわこ学園元職員 遠藤 六朗さんをお迎えし、『岡崎思想「本人さんはどう思うてはるんやろ」を交えて利用者支援の醍醐味を考える』 をテーマにお話しいただきます。
実践報告の部は、生活介護と相談課から4題の報告があります。当事者にとって社会参加の拠点となる日中活動の場での取り組みのようすや相談員が要となって多職種をつなぎ、地域生活を支える実践について共有し、意見交換ができることを目指します。
講演の部は、びわこ学園元職員 遠藤 六朗さんをお迎えし、『岡崎思想「本人さんはどう思うてはるんやろ」を交えて利用者支援の醍醐味を考える』 をテーマにお話しいただきます。
実践報告の部は、生活介護と相談課から4題の報告があります。当事者にとって社会参加の拠点となる日中活動の場での取り組みのようすや相談員が要となって多職種をつなぎ、地域生活を支える実践について共有し、意見交換ができることを目指します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
プログラムおよび内容
開会の挨拶 13:00~
講演の部 13:10~14:10
テーマ
『岡崎思想「本人さんはどう思うてはるんやろ」を交えて利用者支援の醍醐味を考える
―岡崎思想の核心『エモーショナルなもの』の展開、共生の方へー』
講師 遠藤 六朗さん(びわこ学園障害者支援センター通所活動アドバイザー)
―岡崎思想の核心『エモーショナルなもの』の展開、共生の方へー』
講師 遠藤 六朗さん(びわこ学園障害者支援センター通所活動アドバイザー)
経歴/プロフィール
びわこ学園で指導員、心理判定員として重症心身障がい療育探求、また地域の乳幼児健診と障がい児療育教室づくりに参加、平成に入って養護学校卒業後の進路としての重症心身障がい者通所づくり等重症心身障がい地域福祉に関わる。定年退職後びわこ学院大学教授。大学退職後はびわこ学園に戻り岡崎英彦初代園長の資料整理と糸賀一雄思想研究。大木会青山塾講師。重症心身障がい臨床発達心理学構築を課題としている。
びわこ学園で指導員、心理判定員として重症心身障がい療育探求、また地域の乳幼児健診と障がい児療育教室づくりに参加、平成に入って養護学校卒業後の進路としての重症心身障がい者通所づくり等重症心身障がい地域福祉に関わる。定年退職後びわこ学院大学教授。大学退職後はびわこ学園に戻り岡崎英彦初代園長の資料整理と糸賀一雄思想研究。大木会青山塾講師。重症心身障がい臨床発達心理学構築を課題としている。
講演概要
岡崎の「本人さんはどう思てはるんやろ」は利用者との関係性を職員に問うた言葉である。その関係性に「エモーショナルなもの」(情動)があるが、岡崎の三つのキーワード(「裸のいのち」・共生・生活意欲)からそれを重症心身障がい療育論、活動論の核心として位置付けし直す。さらにびわこ学園が展開してきた「ゆさぶり」論に「エモーショナルなもの」でとらえなおし、「未定形の情動に形を与え関係をつくる」とし「重症心身障がい臨床発達心理学」構築の足がかりとしたい。今回はその試論でもある。
実践報告の部 14:15
□報告1
9年間のおかし活動におけるAさんの変化と地域における重症心身障害者通所の役割
重症心身障害者通所施設 えがお (生活介護)
概要:人や空間への環境適応に弱さがあり、その変化に対して筋緊張の亢進や嘔吐などがあるAさんの事例から。おやつ活動で必要となる操作への取り組みや工夫、作業工程の見通しの持ち方、スーパーへの材料の買い出し、作ったおやつを身近な方へ振舞う社会参加活動から本人の持つ柔軟性や適応性にどのような変化が見られたかを報告する。
□報告2
「GHでのQOL向上」 ~視覚支援、環境整備から考える~
ケアホーム ともる (共同生活援助)
概要:重度心身障害者対応型GHで生活を送る利用者Aさん。自閉傾向があり様々な生活課題を持っている。見通しが持てず、気持ちの切り替えが出来なくなる事、昼夜逆転してしまう事等、活動や余暇に影響を及ぼすルーティーンを減らし生活の改善を図った。GHでの生活課題に対しての視覚支援の評価とともに課題は残っているが大きく前進してきたことの過程を報告する。
□報告3
「 統合失調症のAさんが、就労継続支援B型事業所に通所できるようになるまで 」
知的障害児者地域生活支援センター 生活支援センター (相談支援)
概要:統合失調症を発症し長年引きこもりとなっていたが、2000年より生活支援センターの定期訪問を開始。現在は就労継続支援B型事業所に通所しスタッフや利用者と作業に取り組んでいる。定期訪問開始時からの本人との関わりで意識していたことや相談支援が構築した支援チームによるアプローチがどのような影響を与え通所にまでつなげることが出来たのか、経過を報告する。
□報告4
「利用者が持っている力を発揮できる環境整理」
知的障害児者地域生活支援センター さくらはうす (生活介護)
概 要: 行動障害を呈するAさんの支援では、彼の「しんどい思い」に焦点を当て、ひとつひとつの行動に対してどのような意味があるのかを考えた。そのことで本人の理解が進み、環境を整理することで様々な意思表出の姿に気づくことができ、本来持っている力が発揮される暮らしの場を整えることができた。その経過を報告する。
閉会の挨拶 17:00
なぜ実践報告を合同で行うのか?
両センターは同じ法人内にありますが、対象となる利用者の状況や事業運営等が大きく異なります。
一方で、地域事業としての共通課題も多くあり、積極的な協議や交流、実践報告の場を設けることで、必要な制度やサービス、人材確保対策等の具体化を目指しています。
第12回 合同実践報告会ご案内ファイル
第12回合同実践報告会案内 (2025-01-07 ・ 176KB) |
お申し込みについて

下記のお申込みフォームよりお申し込みください。
★申し込み締め切り 2024年1月10日(金)
*開催前日にお申込みいただいた方に視聴URLを登録したメールをご案内します。
お申込み後、当日になっても事務局より返信がない場合は、お電話にてご確認くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
合同実践報告会に関するお問い合わせ

077-585-8040【担当:所長 武居(たけい)】

077-527-0494(担当:所長 飯田(いいだ)】