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びわりんブログ「びわりん学園」

開設10周年お祝いコメント➂~甲賀市・湖南市障がい者基幹相談支援センター 菅沼敏之~

2022-08-19
  びわりんの頭?をつかむ菅沼敏之氏
 びわりんさん、開設10周年おめでとうございます。
 開設された平成24年度は計画相談支援が本格施行した、相談支援事業がこれまで例をみないくらいの激動の年で、その中での開設となれば大変なご苦労があったのではないかと想像します。
 以前から増野さんとはいろんな場面で一緒に仕事をしてきました。ケースワークというよりは、研修を一緒に作ったり、ある地域の相談支援体制をどうしていくかなど、いろんな話をしてきました。たまにお酒を飲みに行けば他愛のない話をしながらも、時にお互いの福祉観を話し合ったこともなんとなく覚えています。
 びわりんさんは増野さんのキャラクターが強烈なので、「びわりん=増野」みたいなイメージがありますが、そんなことは一切なく、増野さんを支えておられる金澤さんはじめ、スタッフのみなさんのお力があっての10周年であることを、私は知っています。
 私が重症心身障害のある方や医療的ケアが必要な方への相談支援で悩んだ時、パッと頭の中に思い浮かぶのがびわりんのみなさんです。相談に乗ってもらおうとびわりんさんに赴いた時の、あの小さな事務所の中で和気あいあいとされているみなさんの雰囲気に心が和んだ記憶が今も残っています。また近いうちに、あの雰囲気を味わいに行きたいな、と思っています。
    (社会福祉法人グロー 甲賀市・湖南市障がい者基幹相談支援センター 菅沼敏之)


菅沼さんと親しく話をするようになったのは、いつだったのか…東京(正確には埼玉)で行われた国が主催する相談支援の指導者研修に一緒に行った時ではなかったかと思います。その時の研修内容は、ほとんど覚えていませんが、研修終了後、夜な夜なくり出して、真面目な話からどうでもいい話まで、よく飲みながら、よく語り合ったのを覚えています。今思えば、そのころから菅沼さんは、僕ら同じ世代の中でも、みんなのことを常に考えている人だったなと思います。自分たちの事業所や目の前のケースのことだけじゃなく、滋賀県の障害福祉や相談支援全体のことなどなど(もちろんびわりんのことも)、どうしたらもっと良くなるのか、いつも真剣に自問して行動していました。その姿は、柱一本一本に魂を入れながら、どのように全体を作っていくのか、ノミを片手に格闘する元宮大工だったころを彷彿させるような…。10年たったびわりんもそんな柱の1本になれたのか…菅沼さん、まだまだ、これからも、どうぞ、びわりんを削って下さいな。お祝いコメントありがとうです。(増野)
                                                                                  

開設10周年お祝いコメント② ~前滋賀県障害者自立支援協議会事務局長 中島秀夫~

2022-07-28
  びわりんの背後霊?が忍び寄る中島秀夫氏
『おめでとう!びわりん開所10周年』 
  びわこ学園障害者支援センターに相談支援事業所「びわりん」が開所して、10年を迎えると増野さんから聞きました。びわこ学園の歴史、様々な実践の中で「びわりん」の開所は小さな一歩であったと思いますが、とても期待していた一人です。つい20年前までは、在宅で暮らす重症心身障害のひとは介護する家族の頑張りで生活を維持されていた時代でした。しかし近年、在宅を支援する制度、施策は急速に進歩してきました。私が地域で暮らす方々を支援する相談員として活動していた時代から比べると雲泥の差があります。
 さまざまな支援サービスを利用して暮らしている人も多くなってきました。障害者総合支援法や児童福祉法の改正により、支援メニューも増えてきています。それだけにその情報が適切にわかりやすく当事者に届けられ、利用できることがとても重要であり、相談支援事業の役割が大切になっています。
 相談支援事業は一番身近な暮らしを支援する応援団として、しっかり寄り添いながら伴走することが求められています。さらにその活動から一人ひとりの暮らしに直面している課題を整理し、発信し、社会化する活動も期待されています。日中活動の場や、家族からの自立に向けたグループホーム等生活の場の確保、暮らしの安定に向けた在宅支援サービス、暮らしの充実に向けた余暇支援、そして福祉のみならず医療との連携と医療サービスの充実等など、様々な課題が顕在化していることと思います。障害者自立支援協議会はじめ多くの関係機関とともに課題解消に向けて取り組む、そんな「びわりん」の発信力にも期待しています。…「本人さんはどう思てはるんやろ」本人の願いを真ん中にともに実現する、実現できる社会をつくるため…
                  (前滋賀県障害者自立支援協議会事務局長 中島秀夫)


*中島さんはネットワークづくりや協議会などその礎を築いたスゴイ人!というだけじゃなく、僕たち相談員が身近に頼りにし、尊敬している大先輩です。相談員は僕も含めて、意外とワイワイする人が多いのですが、そんな時でも、僕たちの話をしっかりと聞き、受け入れ、あんまりうるさいことも言わずに、その人のやり方を信頼しそっと応援してくれる…まさに、「相談支援とはこう云うことを言うんだよ」と身をもって示してくださっているような…。中島さんが教えてくれた「四ない主義」(けんかをしない・抱え込まない・一人勝ちしない・押し付けない)をお題目のように唱えながら、びわりんも日々の相談支援を大切にやっていこうと、今回、メッセージを頂き改めて思いました。中島さん、いくつになってもずっと相談支援をやり続けて下さい…それは、利用者や家族のためでなく、僕たち相談員のためにも…、でも、体にも気を付けながら。メッセージありがとうございました。(増野)
                                                                                  

びわりん開設10周年お祝いコメント① ~びわこ学園 理事長 山﨑正策~

2022-07-07
  研修の企画で学生服を着てくれた山﨑理事長
 重症児者相談支援センターびわりん開設10周年おめでとうございます。
 重い重複障害を持っておられる方々の社会生活が少しでも充実していくことを願い、平成24年にびわこ学園内で立ち上げました。
 それまでは、大津の知的障害者地域生活支援センター内で相談事業を立ち上げ、知的障害者を中心とした相談事業を進めてきました。そのノウハウを生かして、湖南圏域で初めての重症児者対象の相談支援センターを立ち上げました。最初は対象者も少なく、また利用者の様々な活動に結びつけていく事業も少なく、大変な苦労ばかりの10年だったのではないかと、少々心配していたところです。
 それでも、施設入所利用者の支援計画にも参入でき、日中の生活活動が広がってきたことと、今年から湖北圏域で重度障害児者の相談支援事業を立ち上げることができましたので、少しづつではありますが、事業が広がってきていることは確かです。
 相談支援事業は、障害者一人一人の社会生活活動を広げていく上での一番大切な事業でもあります。地道な事業でもありますが、障害者の生活活動にとって必須の事業でもありますので、これからもさらに発展していただくことを期待しているところです。
                           (びわこ学園 理事長 山﨑正策)


*びわりん開設10周年を記念して、びわりんにゆかりのある方々にお祝いのコメントを頂きました。記念すべき1人目はびわこ学園理事長であります山﨑正策先生です。山﨑先生はびわりん開設時から、気にかけてよく声をかけて頂きました。僕たちのような職員がある程度、自分たちの思うように働けているのも理事長である山﨑先生の考え方か?お人柄か?いつもありがとうございます。(増野)
                                                                                  

8年目と3年目です

2022-06-21
    びわりんの未来を語り合うふたり
 おかげさまで10年目の節目を迎えることができました。計画相談の制度が始まったと共に産声を上げたびわりんは、本当に皆さまに育てていただいた事業所だと思っています。
私自身は、平成26年、びわりん2歳からの入社です。びわりん自身が事業もまだまだ手探りで、今思えば、必死のぱっちで、日々の業務をこなしていた頃と思います。そんな中、入社した当初から割とすぐにモニタリングは同行させて頂いていたのですが、訪問先で皆様と本当に多くの言葉を交わしました。この節目に振り返ってみると、言葉を交わした積み重ね分、びわりんがより豊かに育っていっているなぁと、感慨深く思っております。びわりんからの連絡は、今時のLINEなどではなく、いつも電話ですが、それも言葉の結びを大切にしているからこそです。そんな古きを重んじる事業所ですが、今後ともびわりんをよろしくお願いいたします。
 
びわりん 相談支援専門員 金澤千里
 
 私がびわりんに入職したのは、新型コロナウイルス感染症が流行する直前の2019年12月です。相談支援専門員になるためには相談支援従事者初任者研修を受講しなければいけないのですが、このコロナ禍のため受講者の人数制限が設けられ、初年は残念ながら不受講通知が届きました。相談員として在籍し、昨年度に初任者研修を終え、2022年のこの4月から相談支援専門員として登録されました。
 私はびわりんに入職するまで、びわこ学園の病棟や医療的ケアが必要なお子さんが通う地域の保育園・小学校で看護師として勤務していました。その経験を活かして、入所施設や地域で生活されている利用者さんやそのご家族、その方々の日常を支える支援者さんたち誰もが豊かな生活を送ることができるよう、努めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
 
びわりん 相談支援専門員 吉田幸泉

10年目の告白

2022-06-01
     桜の下で、びわりんの3人

月日の流れるのは早いもので、今年度、びわりんは開設10周年を迎えることになりました。これも皆さま方のご理解ご支援のおかげです。誠にありがとうございます。

 思いおこせば平成24年の4月、特定相談支援事業・障害児相談事業がはじまった年に、右も左も分からぬままびわりんはスタートしました。「びわりん?変な名前やな」と多くの方が思われたのではないかと思います。「どんな意味があるの?」と聞かれたら「びわこ学園で電話がリンとなるから」だとか「みんなの輪(りん)をつくる」だとか名前の由来をお伝えしていました。

10年たちましたので、この機に本当のことを告白します。実はそれらの由来もすべてその後に考えた『後付けしたもの』でございます。名前の由来など、そんなたいしたものではないし、誰も興味もないとも思いますが…でも、今まで若干の嘘をついていましたので、この場を借りて皆様に告白いたします。

びわりんのほんとうの名前の由来は…「意味を持たない名前をつけた」というのが真実です。

「なにそれ!」と突っ込まれそうですが、これが本当の名前の持つ意味であります。「わけワカメ!」と言われそうですが、意味を持っていないということがこの名前が持つの真の意味です。つまり、なるべく名前そのものに意味がないような名前にしたかったというわけです。

それは、なぜかというと、これから始まる僕たちの仕事そのもの、つまり自分たちの仕事そのものが「名前の意味を創っていく」という思いが、そこにあったからです。だから、ほんとは事業所の名前なんて、イチゴでも、キュウイでも、アリでも、マントヒヒでもなんでもよかったわけです。でも、ことば自体にもともとの意味があると多少なりとも引っ張られるかな~と思っていましたので、なるべく「意味のない無色な響き」を探しました。そして、たどり着いたのが「びわりん」です。

だから「びわりん」に本当の意味を付けていくのは、利用者であり、家族であり、事業所であり、やっている僕たち自身であると思っています。「名は体をあらわす」でなく、「体が名をあらわしていく」みたいな思いでした。そして、今…あれから、10年がたとうとしています。「びわりん」という言葉が持つ響きや匂いやニュアンスや雰囲気など、皆さまの中でどのような「意味に育った」のでしょうか?ちなみに、僕は10年たちましたが、まだまだ、その名前の意味を探っています。そして、今後もまた皆様と僕たちの探求は続きます。

どうぞ、今後もともご支援のほどよろしくお願い致します。

 

2022年6月 吉日

びわりん 相談支援専門員 増野隼人

社会福祉法人びわこ学園

(法人事務局)

〒520-2321

滋賀県野洲市北桜978-2
TEL.077-587-1144
FAX.077-587-4211


障害児者の医療福祉総合支援


びわこ学園

医療福祉センター草津
〒525-0072

滋賀県草津市笠山八丁目3-113
TEL 077-566-0701
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知的障害児者

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